ゴミ屋敷の大掃除はもう大変!粗大ゴミを片付けるのは一生に一度の大プロジェクトかも

私の父親の実家は近所でも評判のゴミ屋敷です。かなり敷地面積が広く、家屋敷も傍に隣接しているガレージも大きいので、少々の大きな物は溜め込むことが出来るのですが、私の叔母と亡くなった祖母が揃いも揃ってゴミが捨てられない人達で、親戚の私としては大変苦労しました。

祖母が亡くなってから、遺品整理のために家屋敷に足を踏み入れると、生まれてこのかた見たことのないようなゴミの山。悪夢と言っても過言ではありませんでした。使わなくなった古い炊飯器やレンジにフライパン、大きな人形飾りケース、それに最新型液晶テレビまで、ありとあらゆる物が床に転がっていました。燃えるゴミも何十年分かで溜まっていたので、ゴキブリが卵を産みつけたりして、それは悲惨でした。

燃えるゴミは地道に地域の回収日に出せばなんとか解決出来るのですが、粗大ゴミはそういう訳にはいきません。こうなったらトラック何台分かで外に運び出すしかないと、トラックを持っている親戚に応援を頼んだりもしましたが、相手は乗り気ではありません。人様の家の粗大ゴミなんて仕事でもないのに運び出したくはありませんよね。

専門業者に頼みたくても一体どれぐらい費用がかかるか、ゴミの量を考えると大変な額になりそうという事で頼みたかったのですが。結局、私達親戚家族が下した決断は、家屋敷の隣の大きなガレージにとりあえず放り込むという作戦でした。

試しに一つか二つかの粗大ゴミを我が家まで持って帰って来て、リサイクル業者が無料回収のため近所を巡回する時間に家の前にそのゴミを出しておいたのですが、気づかれませんでした。巡回車の視野に入らなかったようです。後からリサイクル業者に電話をかけて、半ば強引に引き取ってもらいました。気軽に引き取ってくれるのかと期待していましたが、どうやら後で解体した時に売れそうな材料が使われた物を優先して引き取っているようです。相手も商売ですものね。

もう一つ考えたのは市の粗大ゴミ回収に出すという方法ですが、完全予約制でこちらは年末まで空きがないと電話口で言われました。全国的に行政の粗大ゴミ回収は予約制なのでしょうか。どうもそうではないような気がします。

とにかく、行き場を失った粗大ゴミ達は次々とガレージに放り込まれ、現在見た目だけでもやっと片付いたところです。粗大ゴミをどこかに引き取ってもらって、本当の意味で片付ける事が出来るのはいつの日になるかわかりませんが、私の生きている間には完了したいなあと、大プロジェクトを実施するような決意でいます。