先日、最愛の夫が亡くなりました。病気療養の結果なのである程度覚悟は出来ていたのですが、それでもやはり現実を突きつけられると駄目なものですね。そうして一通りイベントを済ませ、落ち着いた頃に行ったのが遺品整理です。とは言え、同居をしていたわけですからどこに何があるのかは分かっています。またそんなに広い家ではありませんので、遺品の片付けなど一日もあれば終わるくらいのレベルです。
さて、そんな夫の遺品の片付けをしていた私ですが、ある物を見つけて思わず泣いてしまいました。そのある物とは、夫による私に対する感謝の手紙です。普段感謝を伝えられることなど無かったのですが、一時帰宅の際に書いたと思われる夫の手紙が出てきたのです。まるで私が遺品の片付けをして、それを見つけるであろうと確信していたかのように。
弱々しい字で書かれた手紙でしたが、しっかりと感謝の言葉と「幸せだった」という内容が書かれていました。どんな遺産よりも嬉しい、私にとっては最高の宝物となりましたね。そしてこの手紙を胸に、もう少しだけ頑張ろうと思いました。